久々の更新になりました・・


さて、債務整理の業務のなかで、「破産」という選択肢があります。

「破産」という言葉自体はあまりいいイメージがありません。

しかし、支払不能状態から再生の第一歩を踏み出せるという意味では

「破産」ができるのなら一番いいのではないかと思います。


昨年夏頃にご相談いただいたご依頼者の破産申請を今回申請しました。

特に大きな財産がないので、破産手続開始決定・同時廃止決定がなされました。

あとは免責審尋を経て免責許可決定を待つのみです。


このご依頼者は、現在はしっかりと働かれており固定給もありますが、

小さいお子さんもいらっしゃるので、債務の支払が止まっている現在でも

結構生活は厳しい状態でした。

しかし、奥さんも働きにでることができそうで、また都営住宅に当選したとの

ご報告もいただきました!(家賃が比較的安いようです)

家計も楽になり、お手伝いできて良かったな~と思いました!

「破産」を機にこれから新しい人生が始まります。

とても喜ばしいことですよね(^^)

人生山あり谷ありです。これからは上がっていくだけですね。



しかし「破産」とは、支払い不能な債務を免除してもらうという、債権者にとっては

酷な制度です。貸した側の責任もあるのでしょうけど。

実は破産審尋の際、いきなり破産とはどういうものですか?という言葉から

始まったそうです。

今まで聞いていたのは、申請書類に書いてあることについての確認や質問がほとんど

だったので、意外でした。

当然ご依頼者も緊張もあってか、戸惑ったみたいです。

債務者に、破産とはどういうものか?それを考えさせる目的だったのでしょう。

「破産」は人生をリセットできる制度ではありますが、それによって迷惑がかかる

人たちもいるわけですので・・


破産申立の申請するには、結構時間かかります。ご依頼者のすべてを聞きます

ので、結構重いし大変です。

しかし、その分依頼者の吉報にはとても喜びを覚えますね!



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