涙が出るほどの多額な相続登記お礼 No.351
記事投稿日時:2018年02月05日月曜日
投稿者:司法書士川崎恭也事務所 カテゴリー: General
去年の暮の12月師走に近い頃の話になります。事件簿を見ますと、この方の相続登記は11月に提出しまして、完了後すぐに登記料を頂きました。この相続登記は平成24年頃から登記ができずにきておりまして、急に解決しました。私もその間、相続人の一人を説得する為に何度も足を運びました。この家はどうも不動産運が少し悪い見たいですね。私もこのお宅と知り合いになれたのは、仕事を始めたころになりますから、相当な長い付き合いですよ。この方たちと最初にあったのも不動産トラブルでした。金融機関の2階で私は勧めていました。買いましょう買いましょう。と言っていました。隣を見るとこの家の亡くなったご主人がガタガタ震えていました。怖かったのだと思います。借金をして買うことになるのですからね。あまり詳しい事は話せませんが。一度に借りる金額が多すぎます。それを私が勧めているのですからね。悪い司法書士かも知れません。私のせいでこのうちはその後家の中がしばらくの間めちゃくちゃになりました。私も書けないほどの悪い話ばかり聞こえてきまして、私はいつもしまったな、しまったな、と言ってばかり言ってました。事務所にいた時、救急車の音が聞こえたことがありましてね、あとで聞いたら、あの救急車はこの家族の人の救急車でした。私も神社に行くと必ずこのうちの事を拝みました。それほど大変だったのです。ところが悪いことばかりは続かないものですね。当時キャベツが15キロで7、000円に値段が上がったことがありました。(普通1500円で充分利益が出ます)その時、このうちの人は総出でキャベツを出しました。そのおかげで借金が相当減りまして、やっと笑いが戻ってくるようになりました。ガタガタ震えていたご主人も、農業者年金の依頼に私の処に来まして、笑顔を見せながら、おいしそうに煙草をふかしていました。今でもあの顔を思い出します。そんな関係で有りましたので、相続書類でお金も下ろす事が出来、少し私に渡したくなったのだと思います。結構なお金があり相続で下ろせなかったことも私は知っていました。それが下りたのですが、本来は私にはあまり関係はありません。息子さんの嫁さんとおばあさんが来られて、川崎さんにお礼を上げると言われ、お金を下さいました。この額半端ではありませんでしたが、仕事の無い金欠の私は、口から手が出るほど嬉しいですと言って頂きました。もう一年間天中殺がありますが、一息入れる事ができました。本当にありがたいです。
家族が救急車で運ばれた時、金融機関が私に言いました。「どうしたらいいですかね?」とね、私は言ってやりましたよ。無利息にしたらどうですかとね。本来金融機関はこの件で仕事にするのがおかしいのです。金融機関は損もしないのに、利益まで出すのはどう考えてもおかしいですよ。当時は今と違って利息も高かったと思います。地元と共にと言ってますけどね。一歩間違えれば、一家全員地獄へ真っ逆さまですよ。
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