元日は和地町で付き添いの御呼ばれに同席しました。　その２　Ｎｏ２８７

記事投稿日時：2016年01月04日月曜日

　最初この漁師の方の居間に通された時、すぐ右側の奥に若い女性の写真が飾られた仏壇の様なものがありました。それはやはり仏壇でした。２６才で病気で亡くなられた娘さんだそうです。私も手を合わせてお参りをさせていただきました。モデルさんもやっていたそうで、一人娘だそうです。ぶ厚い写真のたばに元気なころの娘さんがやはりモデルのようにポーズを決めて、色々な服装で写っていました。勿論頼まれてモデルさんをやられていたみたいで、足の長いきれいな女性でした。一人娘で突然亡くなられたのはショックだったと思いますね。おかあさんはショックで寝たきりの状態がつづいているそうで、同じ居間にベッドを置いて寝ていました。お母さんは昔は歌手だったそうです。ホテルのクラブなどで歌っていたそうです。料理長のご主人が惚れたそうでした。私も原曲キーで歌うチョイうま男ですので、お母さんの生歌をぜひ聞きたかったです。この部屋には６０インチぐらいのテレビと４０インチぐらいのテレビが２台並んで置いてあります。最初はこの居間に入ったところなんで２台テレビが有るのかなと思ったのですが、大きなテレビをつけましたところ、すぐに分かりました。大型テレビはカラオケ用になっていました。画面にカラオケ曲が出ていました。通信カラオケでは無く、マイクにチップがはいっているカラオケです。漁師で料理長のご主人が、奥さまのために来客の方がカラオケが出来るように用意したのだとすぐに思いました。そうですよね、この元気のない奥さんのために歌で応援したくなりますよね。渡されたマイクを握った途端、私の中へ千手観音様や、五郎丸姿の仏様がはいりこんでくるのが分かりました。よし歌を歌って奥さまを励まそうと思いました。ところがよく見るといつも歌う歌が、なかなか見つかりませんでした。それでも捜すと北国の春とか、サブちゃんの北の漁場を見つける事が出来ました。クールファイブの曲も東京砂漠と恋唄が入っていましたね。奥さまがサントワマミーを歌っていたそうですので、この曲も歌いました。点数も出るようにセットされていて楽しませていただきました。甘い設定だそうですが北国の春は１００点が出ました。初めて１００点を見ましたよ。びっくりです。ただし、原曲キーの設定がいまいちわかりませんので、キーが低くて歌いにくかったですね。しかしこの頃はお酒を飲んで歌う事があまりありませんので、娘さんの話を聞いていましたので、なぜか途中で泣けてきまして、歌いにくかったです。奥さんも手を叩いてくれて、少しは元気を応援できたかなと思いました。歌の好きな人は歌で元気になると思いますので、歌える私を連れてきて正解だったと思います。勿論お友達も歌いましたが、歌える歌が少ないのでこれを機会に歌をたくさん覚えてほしいですね。私も歌の合間に奥さんの歌が聞きたいとか、励ましの言葉をかなり言いました。少しは元気を受け取ってくれたと思います。今度はクールファイブの歌とかをいれるようにしてくださるようです。サブちゃんの歌もまつりとか、函館の女、風雪ながれ旅、加賀の女、なみだ船も歌えますよ。安全地帯も１０曲ぐらいは入れておいてください。と、お返しする借りて来た重箱に曲を書いた紙でも入れておこうと思ったのですが、やめました。ずうずうしいですからね。遠慮しました。画面には英語の曲もかなり入っていました。英語の先生も来ているみたいでした。外人さんもこの様なおいしい料理が食べれるならば、必ず何度でも来ますよね。外人さんを呼んで新年会でもここでやりたいです。外人さんの歌が聴きたいですよ。
　曲数さえ増えれば結構楽しく盛り上がりますよ、奥さんもきっと早く立ち直ってくれると思います。ぜひまた御呼び下さい。