トヨタシリーズ その1 社長より上だと思った瞬間 No118
記事投稿日時:2013年09月16日月曜日
投稿者:司法書士川崎恭也事務所 カテゴリー: General
その社長さんは第6代社長の豊田章一郎さんです。私が上だと思ったのは、それはバブルの時でした。社長さんはバブルの大天井に差し掛かった時、自動車増産の必要性を感じ、新しい自動車工場を作る決意をしました。うーん、これは甘いですね。あの当時は株価がどんどん値上がりし、誰が買っても儲かるような状態でした。しかし、大天井が,近ずいていたのは間違いありませんでした。私ならここで工場などは絶対作らないと思いましたね。私ならここは絶対にフル生産で乗り切るのがベストだと思いました。夜も昼もトヨタの従業員に働いてもらうのです。3,4ヶ月か半年もすれば結論が出ると思いました。景気を見るには株価がだいじです。あの高いところで株を買うのは結構博打を打つようなものです。あのようなところで、大博打などは打てません。株の売買を経験している人なら大金を掛けることなどできませんね。この社長さんは株の売買などしたことはないと思います。どんな事も経験ですから、小銭でいいですから、売買の経験は必要だと思います。私がそばにいたら絶対止めろと言いますね。ここで工場をつくるのは、やっぱり大博打でしょう。しかし、こんな大会社の社長さんは株の売買などのせこい勝負などはやはりやらないかもしれませんね。仕事がいっぱいあるんだからそんな暇は無いと思います。しかし、まわりのブレーンの人は、なぜ、止めろと言わなかったのかが問題ですね。私がいたら、色々説明をして、だから止めましょうと言います。私を社外取締役?で雇っていれば、大失敗せずにすんだと思います。現社長の豊田章男氏は少し前に言っていましたね。いくら会社がバブルの時と同じような自動車の生産台数に近ずいてきても浮かれることなく冷静に事を進める。と、言っていました。この社長さんはあのバブルの時の工場を作った事を知っているんですよ。やはりここは、全ての工場をフル生産体制で乗り切る事がベストだと、思っているんです。過ちは二度としないと言うことですかね。現社長を調べたら豊田章一郎氏の長男でした。父の失敗を見ていますから、慎重になっていますね。と言っても、今はバブルの時とは、だいぶ景気が違いますからね。バブルの時、大工場を作らずに、お金を貯金していたら、トヨタの株も1万円ぐらいしていたかも知れません。実を言いますと、いとこがトヨタの親戚のところへお嫁に行きまして、少し情報が流れてきました。私の岡崎のおばさん(私の母の妹)が私に言いました。「バブルの時、工場を作らなかったら、今頃はトヨタは左うちわだった」とね。やっぱりそうだったんだ。私があの時トヨタの社長なら絶対工場は作りません。
千昌夫氏がバブルの時、香港だったと思うが、買ったビルが1000億円になったと新聞に書いてあった。千昌夫氏がのん気にしていたのを見て私は売りそこなって失敗すると思いました。そしてそのとおりになりました。私が千昌夫氏の友人で、近くにいたら絶対すぐ売れと言います。たぶん過去において、千昌夫氏は株の売買など一度もやっていなかったと思います。大博打が怖い事を知らなかったのです。運よく持っていた土地が、新幹線用に用地を取られて売って儲けたのは単なる偶然、のんびり構えていても売れたのは、ラッキーだっただけですよ。しかし、ラッキーなことは何度もあるわけはなく、最後は失敗して終わりです。皆さんも欲はほどほどにして、気をつけて下さい。
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千昌夫氏がバブルの時、香港だったと思うが、買ったビルが1000億円になったと新聞に書いてあった。千昌夫氏がのん気にしていたのを見て私は売りそこなって失敗すると思いました。そしてそのとおりになりました。私が千昌夫氏の友人で、近くにいたら絶対すぐ売れと言います。たぶん過去において、千昌夫氏は株の売買など一度もやっていなかったと思います。大博打が怖い事を知らなかったのです。運よく持っていた土地が、新幹線用に用地を取られて売って儲けたのは単なる偶然、のんびり構えていても売れたのは、ラッキーだっただけですよ。しかし、ラッキーなことは何度もあるわけはなく、最後は失敗して終わりです。皆さんも欲はほどほどにして、気をつけて下さい。
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