楼閣山水3箱の落札 落札その1 No.371
記事投稿日時:2018年11月29日木曜日
投稿者:司法書士川崎恭也事務所 カテゴリー: General
今年の5月に大幅の楼閣山水画を1幅落札しました。画家は佐竹永陵です。この方は昭和12年に亡くなっています。初代は佐竹永海、2代目は佐竹永湖、3代目が佐竹永陵になります。初代佐竹永海は谷文晁の弟子になります。このため佐竹永陵は谷文晁の鑑定もやっていました。落札をしました山水画も、谷文晁の影響がある絵だと思います。軸先まで110センチの大幅です。軸先は象牙軸です。落札前の説明には軸先が太いと書いていましたが、直径が書いてなかったですね。桐箱を開けてみて驚きました。直径4センチありました。表具だけで20万するかもしれませんね。絵はまだ新品のままですよ。とてもきれいです。大切に保管されていたのだと思います。この方は名鑑に載っています。最高価格は100万円です。落札した掛け軸は、佐竹永陵の最高傑作になると思いますね。私が落したのは5万円以上です。安いですね。ぶっちゃけ寺の住職に見せましたところ、16万円の値をつけました。私がいつも安く落しますので、住職としては安く言ったつもりだったのでしょうが、本当の値段を聞いてびっくりしていました。私はお店に出せば100万円をつけますよ。お店の方が頼まれてオークションに出したのかもしれませんね。この方の絵にはニセ物は無いと思いますね。名鑑100万円では無いと思いますね。本当に掘り出し物です。落して良かったです。お金以上に充分に見ごたえがあります。
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