川で子供が遭難しないように書きました No201
記事投稿日時:2014年07月19日土曜日
投稿者:司法書士川崎恭也事務所 カテゴリー: General
今日(7月19日)から夏休みだそうです。今年も子供の水難事故が既にありました。夏休み中に、子供が川で事故に遭わない様にこのブログを書くことにしました。泳ぎが達者な子供のほうが水難事故に遭う確率が高いと思います。私も小学校の一年生ぐらいで既に泳げたと思っています。当時は水泳の先生もいませんでしたが、自然に泳げるようになりました。今でも事務所から直線距離で450メートルの処に、子供の時にはプール(宮川プールと呼ぶそうです)として使われていた防火用水があります。当時はそこが渥美半島の福江町に住んでいる子供たちのプールだったのです。無料で泳げました。グーグルアースでその用水の長さを測りましたところ、長さは25メートルあります。当時としては立派な25メートルプールで泳いでいたんですね。昭和28年頃にはプールは有ったと思っています。昭和30年の紫雲丸の事故が起こる前からプールがあったのは凄い事だったと思います。最初のころはプールの角のへりからへりに向かって、3メートルか、4メートルほどの距離を犬かきで泳いだものです。小学校1年頃だったと思います。私はこの25メートルプールの横断を秘かに実行しようと思っていました。何といっても、学年ではまだ誰もやらなかった行為でしたからね。まずこっそり泳ぐことにしました。勿論、当時は犬かきで泳いでいましたので、犬かきで泳ぎました。25メートル見事に泳ぎ切りました。そしてそれを同級生に言いましたところ、案の定、嘘だといわれました。そこで、同級生の見ている前で、犬かきで泳いで見せました。びっくりしていましたね。それを見た同級生たちは目つきが変わりましたね。その後はきっとお父さんに泳ぎを教えて貰ったと思いますね。でもやはり最初に25メートル泳いだものが勇気と名誉を得るものです。
今の福江町にいたのは小学校4学年の8月までいました。父親の転勤で9月より同じ愛知県の岡崎の近くの額田郡にある額田出張所(登記所)に引っ越ししました。勿論そこには海はありませんでした。しかし立派な川が流れていました。乙川(おとがわ)と言いました。額田出張所から50メートル竹薮を歩けば乙川に出ますから、夏休み中は毎日泳ぎに行ったと思います。鮎もウナギもいました。私も登記所の職員の加藤さんからうなぎの釣り方を教えて頂きました。50センチほどの長さの竹の先に大きなはりに「めめず」をつけてうなぎを釣りました。でも川から持ち出そうとした時に川に落ちてしまいました。残念ですがかなりの大物でした。それ以後はうなぎは釣れませんでした。私の兄がヘッポコ水中銃を作りまして、5匹ぐらい鮎を獲ったのを覚えています。鮎の友釣りという言葉もここで覚えました。てんもくと言うガラス瓶で魚を獲ることもおぼえました。この川は遊ぶにはなかなか面白い川でした。
5年生の夏だったと思います。その時はもう何度も乙川でおよいだものです。雨の降った次の日だったと思います。兄弟3人で泳ぎに行きました。いつもの竹薮を通ればすぐ川です。雨が降った次の日でしたので、いつもと違い少し水かさが多かったですね。この場所は普段は地元の子供たちがいますが、その日は当然ですが、誰もいませんでした。
水着のまま自宅から来ましたので、兄が最初に飛び込みました。4メートルの川幅ですが、この場所が多少の深さもあり、いちばん遊ぶにはいいところでした。直角に飛び込み対岸に上がりました。私が「いいか」と言ったら、「いいよ」と言いましたので、私は斜めに対岸に向かって飛び込みました。飛び込んだ瞬間に流れがえらい事がわかりました。勿論、泳いで対岸にたどり着く流れではありません。しまったと思いました。一瞬にして、頭の中を色々な事が駆け巡りました。とくに弟が飛び込んできたら、弟を助けるために自分も流されて死ぬかも知れないと思いました。とにかく弟に飛び込むなと知らせなければなりません。しかし幸運なことに私は、この川底にはどこにどんな形の岩があるか全て知っている事でした。川の真ん中あたりに鬼の角に似た形の岩があり、その岩に抱きつく必要がありました。ほんの2秒か3秒でその岩は現れます。飛び込んで顔を水中に入れたまますぐにその岩を目指して流されました。水中で目を開けたままこの辺だろうと思い流されて行きました。そして真正面にその岩が水中から現れました。さっと抱きつきました。すぐに顔を出して弟に怒鳴りました。「おまえは飛び込むなよ」と叫びました。そう叫んだ後に、これでみんな生きて帰れると思いました。川底はのこぎり状になっていますので、足で岩を挟みながら、飛び込んだ側の岸まで歩きました。岸へ上がると私も兄に「帰るぞ」と怒りながら言いました。兄はまたドボンと飛び込み何事もなかったように戻って来ました。泳ぎが確かに上手でしたね。しかし弟が死ぬ思いをしているのに、本当にあきれてものが言えませんでした。後から弟に「よく飛びこまなかったな」と聞きましたところ、「えらい勢いで流されて行ったので怖かった」と言われました。川は本当に怖いところです。知らない川で泳ぐ時は充分注意してください。命がいくらあっても足りません。
地元の子供がいないときには絶対泳がないことです。又雨が降った翌日も泳がないことです。川は変化していますからね注意深い行動をしなくてはだめです。親の方も子供が川に行く時は一緒に行く覚悟で行って下さい。私は死ぬ思いをしましたが、両親には話さなかったですね。子供たちはとんでもない危険な場面に出くわしているかもしれず、親はやめさせるぐらいの多くの知識や知恵がないといけないと思います。子供を愛していれば注意深い思いやりが必要だと思います。
このブログは私の過去の経験から書きました。子供の教科書に載せたいです。
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今の福江町にいたのは小学校4学年の8月までいました。父親の転勤で9月より同じ愛知県の岡崎の近くの額田郡にある額田出張所(登記所)に引っ越ししました。勿論そこには海はありませんでした。しかし立派な川が流れていました。乙川(おとがわ)と言いました。額田出張所から50メートル竹薮を歩けば乙川に出ますから、夏休み中は毎日泳ぎに行ったと思います。鮎もウナギもいました。私も登記所の職員の加藤さんからうなぎの釣り方を教えて頂きました。50センチほどの長さの竹の先に大きなはりに「めめず」をつけてうなぎを釣りました。でも川から持ち出そうとした時に川に落ちてしまいました。残念ですがかなりの大物でした。それ以後はうなぎは釣れませんでした。私の兄がヘッポコ水中銃を作りまして、5匹ぐらい鮎を獲ったのを覚えています。鮎の友釣りという言葉もここで覚えました。てんもくと言うガラス瓶で魚を獲ることもおぼえました。この川は遊ぶにはなかなか面白い川でした。
5年生の夏だったと思います。その時はもう何度も乙川でおよいだものです。雨の降った次の日だったと思います。兄弟3人で泳ぎに行きました。いつもの竹薮を通ればすぐ川です。雨が降った次の日でしたので、いつもと違い少し水かさが多かったですね。この場所は普段は地元の子供たちがいますが、その日は当然ですが、誰もいませんでした。
水着のまま自宅から来ましたので、兄が最初に飛び込みました。4メートルの川幅ですが、この場所が多少の深さもあり、いちばん遊ぶにはいいところでした。直角に飛び込み対岸に上がりました。私が「いいか」と言ったら、「いいよ」と言いましたので、私は斜めに対岸に向かって飛び込みました。飛び込んだ瞬間に流れがえらい事がわかりました。勿論、泳いで対岸にたどり着く流れではありません。しまったと思いました。一瞬にして、頭の中を色々な事が駆け巡りました。とくに弟が飛び込んできたら、弟を助けるために自分も流されて死ぬかも知れないと思いました。とにかく弟に飛び込むなと知らせなければなりません。しかし幸運なことに私は、この川底にはどこにどんな形の岩があるか全て知っている事でした。川の真ん中あたりに鬼の角に似た形の岩があり、その岩に抱きつく必要がありました。ほんの2秒か3秒でその岩は現れます。飛び込んで顔を水中に入れたまますぐにその岩を目指して流されました。水中で目を開けたままこの辺だろうと思い流されて行きました。そして真正面にその岩が水中から現れました。さっと抱きつきました。すぐに顔を出して弟に怒鳴りました。「おまえは飛び込むなよ」と叫びました。そう叫んだ後に、これでみんな生きて帰れると思いました。川底はのこぎり状になっていますので、足で岩を挟みながら、飛び込んだ側の岸まで歩きました。岸へ上がると私も兄に「帰るぞ」と怒りながら言いました。兄はまたドボンと飛び込み何事もなかったように戻って来ました。泳ぎが確かに上手でしたね。しかし弟が死ぬ思いをしているのに、本当にあきれてものが言えませんでした。後から弟に「よく飛びこまなかったな」と聞きましたところ、「えらい勢いで流されて行ったので怖かった」と言われました。川は本当に怖いところです。知らない川で泳ぐ時は充分注意してください。命がいくらあっても足りません。
地元の子供がいないときには絶対泳がないことです。又雨が降った翌日も泳がないことです。川は変化していますからね注意深い行動をしなくてはだめです。親の方も子供が川に行く時は一緒に行く覚悟で行って下さい。私は死ぬ思いをしましたが、両親には話さなかったですね。子供たちはとんでもない危険な場面に出くわしているかもしれず、親はやめさせるぐらいの多くの知識や知恵がないといけないと思います。子供を愛していれば注意深い思いやりが必要だと思います。
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