今日は12月2日ですがこのブログは11月の話です。私が月に1回病院へ連れて行く
おばあちゃんが住んでいるマンションがあります。じつはマンション型の市営住宅です。 ここは結構田原市では高層市営住宅に属します。1階と2階が60歳以上の方が住める老人用の市営住宅になっています。そのためここには市役所の職員も昼の1時頃まで詰めています。1階2階以外の残りの階は若い夫婦向きの市営住宅になっています。結構間取りがあり一人で住むには広いです。今は老夫婦で住んでいる方は1組しかいません。他の方はみんなひとり暮らしです。家賃も一律ではなく所得に応じて賃料が変わります。年金者向けの市営住宅です。ガスは危ないとゆうことで、1階と2階だけは電磁調理器になっています。60アンペアもあり、このため結構電気代がかさみます。この老人用住宅には、数時間水を使わないとベルが鳴り、自動的にドアが開く施設になっています。また、市役所の福祉課にもつながっています。1階、2階には私の年長者の友人の方二人がいます。時々会いますので話もします。このようなところで事件は起こりました。おばあちゃんの話だと、Yさんはその日は結構薄着だったと言っていました。半袖2枚だけ着ていたようでした。「そんな薄着では寒くないかい?」とおばあちゃんが心配して聞いたそうです。結構元気そうだったと言っていました。11月のある日Yさんの住居のベルが鳴ったそうです。ドアが自動的に開いたそうです。ベルの音を聞きつけて、すぐ近くの友人の一人が飛んできました。近くの女性の方ものぞきに行ったそうです。おばあちゃんは水戸黄門を見ていたそうでベルの音は知らなかったと言っていました。開いたドアから入った私の友人はYさんに言いました。「大丈夫か?」と、するとYさんはたぶん寝たままの姿勢で「大丈夫」と言ったそうです。それを聞いた友人は電話を取り、市役所の福祉課へ「大丈夫だそうです」と言ってYさんの部屋を出たそうです。それから次の朝出勤してきてその話を聞いた役場の職員は、Yさん宅へすぐに行ったそうです。表のドアは開きませんので、裏のベランダからはしごを使って入ったそうです。ガラス戸は閉まっていましたが、鍵は掛けられておらず中に入れたそうです。たぶん同じ寝た格好だったと思います。もう既に亡くなっていました。私の友人は何をしていたのでしょうか?私も亡くなってからこの話を聞きました。もしその場に居合せたならば、必ずもう少し大丈夫かどうか詳しく話を聞いたと思います。友人は一旦自宅に戻ってもやはりおかしいとは思わなかったのでしょうか。とにかく人の命が掛かっていますので色々な対応があったと思いますが何もしてあげれず残念です。なぜYさんは大丈夫だと言ったのでしょうか、なぜ助けてと大声で言わなかったのでしょうか、私も海で流された時は助けてと言えませんでしたから、分かるような気がします。でもおかしいでしょう、水を使わなかったら緊急事態となってベルが鳴りドアが開くのですよ。気がつかなければおかしいです。薄着で寒かったと思います。どんどん体温が奪われいつか意識不明となり眠るように亡くなったと思います。私もYさんの前を6時半頃通っていますが何も気がつきませんでした。私にも少しはテレパシー能力がありますが、全く気がつきませんでした。Yさん気がつかなくて本当にごめんなさい。Yさんのご冥福をお祈りいたします。


Yさんは昭和2年生まれのおばあさんです。



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