この話は平成19年3月に起こりました。私の知人のFおばあさんと、その古くからの知人のYさんとの話です。私はFおばあさんを一ヶ月に1度、豊橋の病院へ連れて行きます。又、元気だった時には、豊橋へ買い物にも連れて行きました。その時は豊橋市内にあるYさんの自宅の前を通ることがあり、Yさんの自宅は自然といつの間にか知るようになりました。Yさんは長男夫婦と一緒に住んでおり、奥さんはずいぶん前に亡くなったそうです。Yさんは昔Fさんの上司だったとのことでした。昔はよく会っていたそうですが、それがいつの間にか疎遠になったと言っていました。それでも時々電話がくることがあったようでした。平成18年の9月(たぶん)頃久しぶりに、Yさんから電話がありました。「病院に入院することになったから」と、言うぐらいの短い話だったそうでした。その後は電話は一度もありませんでした。3月のある日、司法書士会の豊橋支部のたぶん嘱託関係だと思いますが、3月23日の金曜日(たぶんこの日に間違いない)に豊橋のウエステージ豊橋で懇親会付きの集会があり出席が決まっていました。私も酒を飲むかもしれないと思い、先のことを考え、飲んだら少し歩いて酔いを醒ませばいいと思い、なぜか、スーパー・ヤマナカ汐田フランテ館の駐車場に車を置いて、ウエステージ豊橋まで歩いて行く事にしました。途中で何回か、ウエステージ豊橋の駐車場に入れとけばよかったなと思いましたが、とうとう歩道橋のところまで来てしまいました。ここまでくればすぐ近くだからと思い、歩道橋を渡りました。ホテルユアーズの道を行こうと思っていましたが、気がつくと、歩道橋は大通りの方に自然に降りてるようになっており、なぜかユアーズの前の道路を通らない方向に歩いていることに気がつきました。そしてYさんの自宅の前を歩いて行く事にも気がつきました。ああ、Yさんの自宅だと思いました。いつもはYさんの自宅の前を車で走っており、今まで一度も自宅の前の歩道を歩いたことはありませんでした。まだ明るかったので、自宅の玄関もはっきり見えました。玄関のドアを見てびっくりしました。ドアに紙がはってあり、「忌中」と書いてありました。Yさんとは私は一度も会ったことはありませんが、Fさんに自分が亡くなったことを伝えて欲しくて、私をここまで、連れてきたのだと思うのは、思い過ごしでしょうか。

ウエステージ豊橋の駐車場に入れてしまえばこのようなことが起こらなかったと思います。ヤマナカ汐田フランテ館に車を置いたのは初めてです。いずれにしろ、不思議な事が起こるのは、私もかなりの霊媒体質かも知れません。皆さんも不思議体験ありましたらぜひ読ませてください。以上で不思議体験シリーズは終わりです。


豊橋市内の中央葬祭さんに電話で聞いたところ、通夜と葬儀が終われば忌中の紙をはがしますとのことでした。Yさんの死亡日からすると、私が見たのは23日に間違いないと思います。事件簿で登記申請がその日に出ているかどうか調べましたが、23日付けの申請は、ありませんでした。申請が無くてもこの日は必ず豊橋へ行っています。
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