2011年 10月の記事一覧
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10月13日夜、晩飯後おなかが少しごろごろしました。又便意を、もよおしたのでトイレへ行きました。お通じがありましたが、下利便ではありませんでした。普通の硬い便がでました。吐き気もありましたが、そんなに強い吐き気ではありませんでした。その後なんか違和感があったので、風邪でも引いたのかなと思いました。血圧を測ったところ高いところで132ありました。いつもは107ぐらいが高いところでしたので、明らかに普通より高かったです。すこし焦りました。結局そのまま寝ました。朝起きましたが、ぜんぜん正常でした。パソコンで調べたところ、食べたのはイボテングダケではないかと思いました。塩水で虫だしをして、そのまま他のものと酢の物にして一緒に食べてしまったわけです。豊橋の高師の緑地公園で採取してきたものですが、そこでは色々なキノコを採って食べましたので、ついついよく調べもせず食べてしまった次第です。山菜研究家としてはもう少し慎重にならなくてはいけませんね。言い訳に聞こえますが、虫が食べた穴が3ヶ所あり、又かさのうえのイボが、時間がかなり経っていたのかなくなっていました。匂いもそんなに悪くもなく、食べてもそんなに悪くもなく、あまり毒キノコとは思いませんでした。今日までなんにもありませんので、もう大丈夫だと思います。みなさんも気をつけて下さいね、と言ってもこんなキノコ類は毒もあるから、怖くてそう簡単には食べないか。
平成元年頃の話です。農家の二男等の分家による農地転用を依頼されました。農用地の除外もすべて順調に進み許可も下りました。まだ建物を建てる前でしたので、許可書の農地を父より二男の方に移転しておけば農地の贈与だと思い今なら税金も出ないからと、依頼人にそのことを話し移転登記をしました。ところが次の年の3月の税金の申告の頃、依頼人の若夫婦が事務所にやってきました。聞けば贈与税が出るとのことでした。私も一緒に渥美町の役場にいる税務署の職員のところに行きました。税務署の職員は許可書は分家用の宅地として取得したから、宅地の贈与だと言い張り、一歩も引きませんでした。それで錯誤で移転登記を抹消すると私がいいましたところ、依頼人の妻がこのまま贈与税を出すから抹消しなくてもいいと言い出しました。私も、もったいないから抹消して3回に分けて登記をさせて下さいと言いましたが、頑固とゆうか素直でないとゆうかとても私のゆうことを聞くような女性ではありませんでした。本当にこんな女性がいるんだなと内心思ったぐらいです。役場から帰って法務局のK所長さんに話したところ所長さんも「そんなん絶対畑で宅地ではない、私が行ってその税務署の職員に言ってやるよ」と言ってくれましたが、税務所の職員が又頑固だからだれが話しても無理です。と所長さんの言葉は本当にうれしかったですけど断りました。どんな司法書士も依頼人に損をさせようと思っている人はいません。税金が出ないようにするのも司法書士の仕事であり、この贈与税の件は本当に悔やまれました。その後居宅が建てられトヨタホームの方が、色々お世話になったからと言って、建物新築登記と地目変更の登記を依頼され、最後まで登記をさせて頂きました。トヨタホームの方の名前は分かりませんが、どっかの先生の所へ持っていかれなくて良かったです。
今はなくなつた名古屋法務局渥美出張所が分筆測量で現場に行くようになったのは平成元年頃です。当時転勤してきたK所長さんがこれからは現場へ行くようにすると言い出しました。それまで机上分筆をやってきた人はもう申請は出来なくなりました。机上分筆を見分けるには、①机上分筆は現場に行っても境界杭がない。②あっても測量図の距離と1,2メートルの誤差がある。つまり依頼人が勝手に杭を入れていると思う。③公図を見ると間口の杭が隣地に接続しないように分筆されている。つまり分筆地が浮き島のように動くことができるようになっている。④道路査定の申請がない。道路査定のない分筆した土地はすべて無効だろう。⑤とにかく値段が安い。道路査定や立会がないため分筆値段が安いと思う。以上のような登記をやられると競争にはならないです。正しい測量をすれば高い費用が要ります。実は先週農地売買登記の登記料を払いにきたので、その方の私有地にある分筆の必要な無断転用の農地の件を話しました。ところが本人はそのことを知っていました。そしてこう言いました「昔は机上分筆が出来たけど、今は出来なくなった。」つまり先生によっては当たり前のように机上分筆をしてもらえたけど今は現場へ行くから登記料が高くなったので登記は頼めないとゆうことです。私も少し怒れたので「昔も今も本物の土地家屋調査士なら机上分筆などはしなかった。ある先生は机上分筆を日常的にやったから真面目な事務所が高くて机上分筆をやった事務所は安いとゆううわさがひろまった。つまり高い報酬の先生は悪い先生、安い報酬の先生は良い先生で仕事が増え勝ち組になった。自分の都合で仕事をやられたらたまらないですよ」とついつい愚痴を言ってしまった。このようないきさつの話がありましたので、私もこの題名のブログを書きました。このブログの題名から話しが少しそれますが、分筆の必要な無断転用農地の件について、本人も現在の分筆登記は全体を測ってから分筆地を測るので二度測量の必要があることを知っており、今回は、分筆をしないとゆうことでした。私も物置を壊す前には転用をして下さいと言いました。本人もそれは知っていたみたいでゆくゆくは転用をすると言いました。過去このように注意しても転用する前に建物を壊した事件を私は2件知っています。その中の1件(既存宅地)は命がけの非常に難しい仕事になった。とにかく代書料も高くなるし、プロの忠告は神様の言葉だと思って素直に聞いて欲しいです。
それからもうひとつ書かせてください。3,4年前の話です。売主、買主が売買の宅地を折半で測量費を出す約束になってたいたんですが、まだ売買以前の話の時、買主が突然こう切り出しました。「おい、測量するならOOさんに頼んだらどうだ」と言いました。そしたら売主の方が「ああ、あんなんだめだめ、あんなでたらめな測量なんかどうなら、又安いかと思ったら、それがまた高いんだ」と言いました。私もついでに「あんなところで登記をすれば一生の不覚ですよ」と言ってやりました。きっと買主は測量も売買登記も私の所で登記をしたく無かったとおもいますよ。まあ、しかし、測量がまったくの素人にもでたらめとわかるようでは調査士の資格なしです。怖い話です。それ以後買主の方は二度と口を挟まなくなりました。以上です。
5,6年前頃の話です。Kさんがおじいさんを連れて事務所に来ました。Kさんは4ヶ月前に建物登記をしたばかりですので、その関係で来てくれたと思います。40年前に、ふたりが交換した土地を登記せずにいたので移転登記をしたいとゆう話です。面積はどちらも1,500㎡程の土地でした。「これは登記料も含めて色々合算すると110万円はかかりますね。でも大丈夫です私は10万円でやります」と私もニコニコしながらKさんが折角来てくれたものですからうれしさのあまりついつい言いました。するとどうでしょう一緒についてきたおじいさんがやおら私を指さしながら、「あんた、責任とれるか?」と強い口調で言い出しました。私はすぐ分かりました。このおじいさんは最初から私の事務所に来たくはなかったのだと思いました。すぐに出て行く可能性がありました。でもここでひるむわけにはいきません。せっかくKさんが事務所に来てくださったのですからと思いながら「大丈夫です、責任は取りませんが、私のゆうとおりにすれば10万円で出来ますから」と言いました。私もこんなペラペラ話すおじいさんのために責任を取りますとはとても言えませんでした。結局説得することは出来ませんでした。二人とも出て行きました。それから半年ぐらいたった次の年の3月頃Kさんがやってきました。登記料も含めて110万円かかったそうです。おじいさんの好きな先生は交換の登記相談をした最初から110万円はかかると言ったそうです。それでもその先生のところで登記をしたそうです。なぜ戻ってこなかったのか、なぜ安い川崎で登記をして下さいとその先生は言わなかったのか、Kさんは私に申し訳なかったと言いました。おじいさんもこんなことなら川崎でやれば良かったと言ったそうです。そう言い終えると、私に1万円を置いて出て行きました。Kさんの後ろ姿を見ながら、私は「Kさん、私は田原市で一番人気がない司法書士でごめんなさい。」と言いました。Kさんはその後引越しをしました。あの100万円があれば引越しをしなくてもよかったかもしれません。残念です。
( この話はもちろん本当にあった話です。長い間仕事をすれば色々な登記テクニックをおぼえます。おじいさんの好きなその先生はそれを使わなかっただけです。土地の地目も書いていませんし、詳細に書いていません。話がはっきりしない方は上記文面の中の「次の年の3月頃」に注目して推理してください )
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