2017年 10月の記事一覧

«Prev1Next»
17年10月20日 11時55分49秒
Posted by: kawasaki

  報酬が自由化になる前に渥美郡内の先生が集まりまして、報酬に関しての御前会議を開きました。平成13年だったと思います。当時は田原町と渥美町の先生が合計5人いました。既に登記所は豊橋支局になっていましたね。当時私が渥美郡内の評議員だったと思います。それでどこで御前会議を開こうかなと思いました。私が決めなければなりませんでしたが、勿論人数の点からいっても田原で開くのが合理的ですよね。田原には私も含めて4人が事務所又は自宅がありますからね。それで御前会議の場所は即決定しましたよ。秘密の会合ですからね誰にも邪魔されないところがいいと思い田原町内のO先生の事務所と決めました。そしてこれもまた即承諾を頂きました。時間は平日の午後2時に始める事に決めました。田原の先生は何の問題もなく承諾を頂きました。後はあの廃業されたライバルの先生だけでした。私も「午後2時から始めますので豊橋支局での申請仕事の帰りにでも寄って下さい」と言いました。そしたらねもう少し遅くしてくれと言われました。私も言いました。「2時間はかかるからあまり遅く出来ないですよ」とね。そして「あとで報酬を教えてくれればいいよ」とも言われましたので、私も少し声高になって言いました。「渥美ではあんたが一番仕事が多いのだから、あんたが出ないと困るのです」と言いました。この先生にとっては私の報酬がこの先生の報酬ですからね、何かあれば私の領収書を手に入れればいいのですからね、御前会議など必要ないのかもしれません。話のあとで「そんな話に2時間もかかるわけないだろう」とも言われました。しかし私は結構時間がかかると思いました。会議の相手は田原の先生ですので、田原の先生が普段取っている報酬など決められても困ります。私としては最低報酬をきめるつもりでした。「最低これだけは取りましょうね」と必ず言うようにしましたよ。勿論私が指導権を握っていましたので、相手が話す前に決めるようにしました。私が幹事長で本当によかったですよ。最低報酬を2倍や3倍の田原値段にされてもこまりますのでね。廃業したライバルの先生などはホントは上げてもらいたかったかもしれませんがね。私の発言に苦笑いをしていただけで一度も何も言いませんでしたよ。渥美町の人はこんなに立派な悪徳先生が報酬を守ってくれてよかったですね。この報酬はあくまで司法書士の添付書類の報酬であり、行政書士関係の話は一切しませんでした。農地書類は当時でも報酬は別々だと全員知っていたと思います。ある程度は勝手に報酬を決めていたと思います。それでいいんですよ。本当はそれでいいのですよ、しかし渥美町だけですよ、私よりたったの1千円安くして、私を悪徳司法書士に陥れてるところは普通の町民ではないですよ。やはり私がまともで正しい先生だと言う広告が必要ですよね。御前会議が終わりまして、廃業したライバルの先生も私も掛け時計を同時に見上げました。嘘のように2時間経過して、ぴったりと4時を指していました。私には多少の超能力がありますのでね、当たるのですよ。私も得意満面にどうだ顔してにやりと笑いましたよ。

  これが報酬自由化前の御前会議でございます。平成13年頃、日本全国でこの様な御前会議が開かれたと思いますよ。たぶんね。

 以上、この話は田原町、渥美町、赤羽根町が合併して田原市になる前の話です。

 

» 続きを読む

17年10月13日 10時48分57秒
Posted by: kawasaki

  それでは安かった話の第2話を話します。

  人間の性格で一旦報酬を上げるとなかなか下げる事が出来ませんよね。しかし、平成14年に報酬が自由化になりました。これで支部長に報酬に関して何を言われても関係ないと思いましたよ。やっと小池百合子さんのようにしがらみから開放されたと思いました。そこで農地法3条許可書の報酬を下げる事にしました。当時は3条許可書の作成は容易で簡単だったんですよ。私は3条許可書代が高いと思っていましたので、報酬をあっさりと下げる事ができました。しかし依頼人は来なかったですね。勿論私が報酬を下げた事など渥美の人は誰も知らなかったから当然ですよ。この下げたことで廃業したライバルの先生より当時は許可書代と登記料で面白い程すっきりとした代書料になり、相手にならないほど、私の方が安くなりましたね。その後、副本申請がだめになり、登記原因証明情報作成代が必要になりました。しかしここでも頭を使い、ある計算方法により買主が払う報酬では、今でも私の方が当時の平成14年の報酬をキープしておりまして絶対に安いですよ。だから今でも田原なんかには負けません。ほんとうに安心して依頼に来て欲しいです。ライバルの先生が私の下げた報酬を知っていたかどうか、領収書を見ていないので分かりません。この先生が平成19年12月末日に廃業するまで6年間ありますので、あるいは知っていたかもしれませんね。当時この先生で登記をしていた大キャベツ農家がいました。その人に一度聞いてみたいと思っています。たぶん知っていても安くはしていないと思います。

以上がヤバいほど安い話でした。

  尚、現在の農地3条許可書の作成は平成22年の農地法の大改革があり、めちゃくちゃ農地法3条許可書の作成が難しくなりました。非常に面倒な場数を踏まなければ申請できないのです。放棄畑があれば必ず草を刈れと言われます。この連絡が結構面倒でして、いちいち依頼人に電話で連絡をしなければなりませんからね。本当に面倒な仕事が増えているんですよ。草刈場が5箇所もあれば依頼人も大変ですよ。私たちも依頼人も本当に面倒な仕事が増えたのです。耕作放棄畑は草を刈らないと許可書が下りません。それよりひどいのは無断転用地があると農地法3条の申請が出来ないのです。簡単な農地転用ならいいのですがね、難しいと許可が下りません。私も依頼人も3倍も4倍も本当にくだらない仕事が増えています。それでも平成14年の報酬自由化から当時の値段で頑張っています。しかし今でも私の事を知らずに田原へ行く人が多いのです。絶対に妖怪退治の宣伝が必要だと思いますね。

 事務所で行政書士の領収書を調べていましたら、大事に保存されていました。この事務所は平成8年に移転してきましたので、捨てる必要などないほど保管場所には困りません。報酬を下げたことが、見事に分かります。いつでも見せますよ。嘘はつきません。「私失敗しないから」

 

  農家に余分な仕事をさせているとTPPは負けます。バカな農業政策ですよ。もっと簡単に許可を下ろして利益の出る農地に仕事を集中させるべきだと思います。今現在依頼されている農地の交換事件がありますが、私有地の竹藪の竹刈に100万ぐらいかかり書類が出せません。細い畑であり耕作しなかったのでいつの間にか竹藪になりました。こんな効率の悪い畑に莫大な金をかける事は出来ませんよ。こんなことぐらい分からないのでしょうかね。農家の人にはどんどん先に進んで行って欲しいですよ。

» 続きを読む

«Prev1Next»