債務整理のご相談を受ける際に、一番にお聞きするのは、どの会社からいくらぐらいのお借り入れがあるのかという点です。

そこで、お聞きしたお借入先に対して受任通知を発送し、明細を請求していくのですが、これがなかなか簡単ではありません。お借入先をお聞きしたときに、会社名でなくブランド名をお答えになる場合が多いためです。

たとえば、「JCBで50万円の借入があります」と言われても、株式会社ジェーシービーが債権者であるとは限りません。JCBのブランドは、株式会社ジェーシービーとフランチャイズ契約を締結した多くのカード会社にも使用が認められているからです。→wikipedia-日本のJCBカード発行会社

したがって、「JCBからの借入」と言われても、それが株式会社ジェーシービーが発行会社である「JCB LINDAカード」であれば、受任通知は株式会社ジェーシービーに発送することになりますし、旧さくらカード株式会社が発行する「さくらJCBカード」であれば、さくらカード株式会社から合併により権利義務を引き継いだ、株式会社セディナに受任通知を発送することになります(さくらカードは2016年4月1日に株式会社セディナと合併)。

そこで、ご相談のときには、事前に「クレジットカードを持ってきてください」とお願いします。そして、カードの裏面を確認すれば、発行会社が確認できることが多いです。

PR:債務整理ナビ.link【費用を比較して借金減額の相談と依頼へ!】