【認定司法書士】タグに関する記事一覧
- 2012年04月11日 相続人と遺族の違い162
前回は財産分与について説明しました。 今回は扶養的要素について説明します。 財産分与の法的性質について扶養的な要素もあると言われています。これは未成熟な子がいた場合の養育費とは別に配偶者の立場から請求できるものです。例えば専業主婦が夫と離婚する場合夫に...
- 2012年04月10日 相続人と遺族の違い161
前回は財産分与について説明しました。 今回は損害賠償的な性質を見ていきます。 婚姻中に相手方配偶者により何らかの不法行為があった場合、離婚時においてその賠償を請求することができます。ただ本来この請求は財産分与を定めている民768条ではなく不法行為による損害...
- 2012年04月09日 相続人と遺族の違い160
前回は財産分与について説明しました。 今回はその続きです。 財産分与には様々な性質がありますが、今回は財産関係の清算的な性質から見ていきます。 夫婦の財産は原則別産制ですが、婚姻中に取得した財産でどちらに帰属するか不明な財産は共有であると推定されるこ...
- 2012年04月08日 相続人と遺族の違い159
前回は人格的効果について説明しました。 今回は財産上の効果について説明します。 「財産分与」という言葉を耳にすることも多いかと思われます。 離婚とは婚姻契約の解消です。 婚姻は夫婦別産制が原則でした。しかし夫婦のいずれかに属するか明らかでない財産は...
- 2012年04月07日 相続人と遺族の違い158
前回は有責配偶者からの離婚請求について説明しました。 今回から離婚の効果についてみていきます。 離婚とは婚姻契約の解除であるので、離婚の効果とは婚姻で発生した効果の解消になります。ただその効果の解消は将来に向かっての効力となりますし、婚姻はコミュニティ...
- 2012年04月06日 相続人と遺族の違い157
前回は有責配偶者からの離婚請求について説明しました。 今回はその続きです。 前回の例で離婚請求を認めた最高裁の内容はどのようなものだったのでしょうか? 一部抜粋ですが「夫婦の別居が両当事者の年齢及び同居期間との対比において相当の長期間に及び、その間に...
- 2012年04月05日 相続人と遺族の違い156
前回は有責配偶者からの離婚請求について説明しました。 今回はその続きです。 さて、最高裁は戦後長きにわたり有責配偶者からの離婚を認めていませんでした。が昭和62年に大法廷を開きその方針を転換するに至りました。その事件とはある夫婦間には子がいなく第三者の...
- 2012年04月04日 相続人と遺族の違い155
前回はその他婚姻を継続し難い重大な事由について説明しました。 今回はその続きです。 この規定は一般的破綻主義に立った規定であるとされています。では、破たんの原因を作った当事者、いわゆる有責配偶者からの離婚請求は認められるのでしょうか? かつて判例はそ...
- 2012年04月03日 相続人と遺族の違い154
前回は法定離婚原因について説明しました。 今回もその続きです。 ⑤その他婚姻を継続し難い重大な事由 ①~④に該当しない事由で婚姻を継続できないほどの理由があればこれに該当します。例えば性格の不一致や性の不一致、DV等もこれに該当するでしょう。また婚姻が実...
- 2012年04月02日 相続人と遺族の違い153
前回は法定離婚原因について説明しました。 今回もその続きです。 ④回復の見込みのない強度の精神病 これはそれまでの離婚原因と異なりどちらかに有責がある訳ではないけれども離婚を請求できる点が特徴だと言えます。この規定は戦後にGHQの関与の元により付け加え...