【相続】タグに関する記事一覧
- 2012年01月21日 相続人と遺族の違い80
前回はお休みしてしまい申し訳ありません。 今回は親権の内容について説明します。 親権の内容の一つである身上監護権は未成年者である子に対する権利及び義務でありますが具体的には ①居住指定権 「子は親権を行う者が指定した場所に、その居住を定めなければなら...
- 2012年01月18日 相続人と遺族の違い78
前回は親権者と未成年者との利益相反について説明しました。 今回は「親権」について説明します。 我々もよく耳にする「親権」とはどのようなものなのでしょうか? 未成年者たる子にに対してその親は成人するまで保護し育てていく社会的責務があります。その社会的責...
- 2012年01月17日 相続人と遺族の違い77
前回は特別代理人の制度について説明しました。 今回はその続きです。 例えばHが死亡し妻Wと子ABが相続人となりBが未成年であったとしてWはBの親権者としてWとともに相続放棄をしたためAのみがHの遺産すべてを相続したとします。その後成年となったBがWの代...
- 2012年01月16日 相続人と遺族の違い76
前回は遺産分割において未成年者がいた場合の問題について説明しました。 今回はその続きです。 遺産分割において未成年者とその親権者の利益が相反する場合、未成年者の利益を保護する制度はないのでしょうか? このような場合に対して民法は「特別代理人」の選任制...
- 2012年01月14日 相続人と遺族の違い74
前回は特別縁故者への財産制度と共有との法律問題について説明しました。 今回はその続きです。 前回共有者への帰属より特別縁故者への財産分与が優先されることになりましたが、登記手続きはどのようなものになるのでしょうか? まず特別縁故者への財産分与が優先さ...
- 2012年01月13日 相続人と遺族の違い73
前回は特別縁故者への財産分与に関してのある問題があることについて説明しました。 今回はその続きです。 さて民法255条に「共有者の一人が、その持分を放棄したとき、又は死亡して相続人がいないときは、その持分は他の共有者に帰属する」と定めています。 では...
- 2012年01月11日 相続人と遺族の違い71
前回は特別縁故者への財産分与について説明しました。 今回は特別縁故者とはどのようなものが当てはまるかについて説明します。 特別縁故者とは相続人「以外」の者で被相続人と生計を同じくしていた者、被相続人の療養看護に努めた者その他被相続人と特別の縁故があった...
- 2012年01月09日 相続人と遺族の違い69
前回は相続財産の清算と相続人の捜索の流れについて説明しました。 今回はその続きです。 相続人の不存在が確定してなお相続財産に残余財産が残っていた場合、その行方はどうなるのでしょうか? 最終的には国庫に帰属するとされています。が被相続人と例えば婚姻届を...
- 2012年01月08日 相続人と遺族の違い68
前回は相続人の不存在について説明しました。 今回はその続きです。 利害関係人または検察官の請求により家庭裁判所により相続財産管理人が選任されるとその公告がなされ ①2か月間相続財産管理人は相続財産を保存しながら相続人の出現を待つことになります。 ②こ...
- 2012年01月07日 相続人と遺族の違い67
前回は相続人の不存在について説明しました。 今回はその続きです。 相続人の存在が明らかでない場合には相続財産は法人となります。(=相続財産法人)が当然法人を代表するものが必要になるので利害関係人または検察官の請求により家庭裁判所は相続財産管理人を選任し...