【相続】タグに関する記事一覧
- 2012年02月28日 相続人と遺族の違い118
前回は婚姻の財産上の効果について説明しました。 今回はその続きです。 まず婚姻費用については互いに分担する義務があることが条文上から確認されています。これはある意味当然であるといえます。条文は「夫婦は、その資産、収入その他一切の事情を考慮して、婚姻から...
- 2012年02月27日 相続人と遺族の違い117
前回は婚姻の人的効果について説明しました。 今回は財産上の効果についてみていきます。 日本の民法は原則夫婦別産制をとっています。つまり原則としては配偶者の片方が負った債務についてもう片方の配偶者が当然に負うことはなく、連帯債務又は保証人にならない限りそ...
- 2012年02月26日 相続人と遺族の違い116
前回は婚姻の効果について説明しました。 今回はその続きです。 婚姻契約は相手方配偶者の貞操権の独占の効果があると前回説明しました。では事実上婚姻が破たんしている場合、それでも貞操を守らなければならないのでしょうか? この問題に対して最高裁は不貞行為に...
- 2012年02月25日 相続人と遺族の違い115
前回は婚姻の効果について説明しました。 今回はその続きです。 夫婦には相互協力義務及び相互扶助義務が存在します。これもある程度当たり前なことですが、相互扶助義務はさらに婚姻費用分担義務を別途定めています。これらについては別の機会で説明していきます。 ...
- 2012年02月24日 相続人と遺族の違い114
前回から「婚姻」について説明しています。 今回は婚姻の効果について説明したいと思います。 婚姻はある一定年齢に達した男女が婚姻の意思を持ちその届を役所に提出することで成立します。これにより様々な法的効果が発生します。それを見てみましょう。 まず人格的...
- 2012年02月21日 相続人と遺族の違い111
前回は特別養子縁組の要件について説明しました。 今回は特別養子の効果について説明します。 特別養子縁組の要件をクリアーして家庭裁判所が審判をすれば養子とその実親との法的親子関係が断絶し、養子と養親との間で実親子と同じ法的親子関係が成立します。つまり養子...
- 2012年02月20日 相続人と遺族の違い110
前回は特別養子縁組の要件について説明しました。 今回はその続きです。 ⑤必要性等 「父母による養子と為るものの監護が著しく困難又は不適当であることその他特別な事情がある場合においてこの利益のために特に必要があると認めるときにこれを成立させる」(民817の...
- 2012年02月19日 相続人と遺族の違い109
前回は特別養子縁組の要件について説明しました。 今回もその続きです。 ③養子の年齢 養親については原則25歳以上である必要がありjました。養子についても年齢制限が設けられ原則家庭裁判所へ請求したときに6歳未満である必要があります。但し6歳に達する前から...
- 2012年02月18日 相続人と遺族の違い108
前回は特別養子の制度について説明しました。 今回はその続きです。 特別養子制度には普通養子より厳格な用件が存在します。どのような要件であるかを見ていきます。 ①養親は配偶者のあるものでかつ夫婦が共に養親とならなければならない。 これは、特別養子制度が...
- 2012年02月16日 相続人と遺族の違い106
前回は離縁について説明しました。 今回は特別養子縁組の制度について説明します。 基本養子縁組を行っても実親との親子関係が断絶することはありません。日本の養子制度は「家」を守る目的の伝統があり、子の福祉に主眼を置いていないので様々な弊害がありました。例え...