【名古屋】タグに関する記事一覧

前回は遺族基礎年金についてみていきました。 今回もその続きです。 遺族基礎年金は夫を亡くした妻の子の高校卒業までの養育費的な性格を持つことをみていきました。 そのため、ある程度その必要(?)と言えば語弊が出ますが、無くなれば失権します。 例えば子が...

前回は遺族基礎年金についてみていきました。 今回もその続きです。 遺族基礎年金はこの養育費的な性格を持っているということは以前から取り上げています。 その対象となる子は前回も見ていきましたが改めてみていくと ①18歳に達する日以後の最初の3月31日までの...

前回から遺族年金を見ています。 今回は国民年金です。 国民年金の遺族年金は遺族基礎年金と呼ばれます。 そしてこの遺族年金はこの養育費的な性格を持っています。 まずは受給権者を見ていきましょう。 まず第一順位者は「妻」です。「夫」ではありません。遺...

前回は親子の利益相反についてみていきました。 今回から遺族年金についてみていこうと思います。 所謂公的年金において、大きく分けて3つの遺族年金があります。(共済年金は公務員等の特殊な職業の年金ですのでここでは省きます) 国民年金における遺族年金 厚生...

前回は親子の利益相反についてみていきました。 今回もその続きです。 今回はある事件を見ていきます。 未成年者Xは父の死亡により遺産分割で父所有の不動産を相続しました。父の弟である叔父Dは親子の面倒をみていました。母はそのお礼の気持ちもあり叔父Dが経営...

前回は親子の利益相反についてみていきました。 今回もその続きです。 親子に利益相反の判断として行為の外形から判断する外形説と行為の実質的な内容から判断する実質説の二つの対立があるとされています。(ここからは実社会というより司法書士試験等の試験対策になっ...

前回は親子の利益相反についてみていきました。 今回もその続きです。 さて、前回の例で最高裁は母と未成年の子の利益が相反していることを認めて(さらに成年の子については無権代理人であったことを認めて)母の持ち分のみ移転の効果が有効であることを判事しました。...

前回から親子の利益相反についてみています。 今回もその続きです。 親子が利益が相反する場合は、どのような場合があるでしょうか? まず典型例として遺産分割の場面があります。 例えば夫が死亡し、妻と子がいた時に子が未成年者であればそのままでは遺産分割協...

前回は認知準正を見ていきました。 今回もその続きです。 婚外子と父との親子関係を確定するには認知を必要とすることは前回も見ていきました。 ですので仮に真実の父と母が婚姻をしてもそれだけでは父との法定親子関係は発生しません。実はここに落とし穴があり、案...

前回は準正を見ていきました。 今回もその続きです。 婚外子として出生した子が父の認知をうけて、その後父母が婚姻を行うと子は嫡出子の身分を得るのが婚姻準正と呼ばれるものです。 また、婚外子として出生した子が父母の婚姻後父の認知を受けるとやはり同じように...