【司法書士ブログ】タグに関する記事一覧
- 2012年02月29日 相続人と遺族の違い119
前回は婚姻費用の分担について説明しました。 今回はその続きです。 婚姻費用については夫婦が一切の事情を考慮して負担する義務を負っていることは前回に説明しました。ある意味当たり前です。では婚姻が事実上破たんしていた場合、さらに別居にまで及んでいても分担義...
- 2012年02月27日 相続人と遺族の違い117
前回は婚姻の人的効果について説明しました。 今回は財産上の効果についてみていきます。 日本の民法は原則夫婦別産制をとっています。つまり原則としては配偶者の片方が負った債務についてもう片方の配偶者が当然に負うことはなく、連帯債務又は保証人にならない限りそ...
- 2012年02月26日 相続人と遺族の違い116
前回は婚姻の効果について説明しました。 今回はその続きです。 婚姻契約は相手方配偶者の貞操権の独占の効果があると前回説明しました。では事実上婚姻が破たんしている場合、それでも貞操を守らなければならないのでしょうか? この問題に対して最高裁は不貞行為に...
- 2012年02月25日 相続人と遺族の違い115
前回は婚姻の効果について説明しました。 今回はその続きです。 夫婦には相互協力義務及び相互扶助義務が存在します。これもある程度当たり前なことですが、相互扶助義務はさらに婚姻費用分担義務を別途定めています。これらについては別の機会で説明していきます。 ...
- 2012年02月23日 相続人と遺族の違い113
前回は特別養子縁組について説明しました。 今回から「婚姻」について説明したいと思います。 「婚姻」とはある一定の年齢に達した男女が社会的にも法律的にも様々な効果を受ける「契約」を結ぶことです。この婚姻契約にある当事者を「配偶者」と呼び、親族の中でも特別...
- 2012年02月22日 相続人と遺族の違い112
前回は特別養子縁組の効果について説明しました。 今回はその続きです。 特別養子縁組は普通養子縁組と異なり契約ではないので原則離縁について厳しい制限を受けます。 離縁ができる場合として ①養親による虐待、悪意の遺棄その他養子の利益を著しく害する事由があ...
- 2012年02月20日 相続人と遺族の違い110
前回は特別養子縁組の要件について説明しました。 今回はその続きです。 ⑤必要性等 「父母による養子と為るものの監護が著しく困難又は不適当であることその他特別な事情がある場合においてこの利益のために特に必要があると認めるときにこれを成立させる」(民817の...
- 2012年02月17日 相続人と遺族の違い107
前回は特別養子制度について説明しました。 今回はその続きです。 日本の制度で唯一実親との法的親子関係を断ち切ることができるこの制度はどのようなものでしょうか? まず普通養子制度と違い「契約」によるものではない点が挙げられます。「契約」と聞くと違和感を...
- 2012年02月16日 相続人と遺族の違い106
前回は離縁について説明しました。 今回は特別養子縁組の制度について説明します。 基本養子縁組を行っても実親との親子関係が断絶することはありません。日本の養子制度は「家」を守る目的の伝統があり、子の福祉に主眼を置いていないので様々な弊害がありました。例え...
- 2012年02月07日 相続人と遺族の違い97
前回は代諾養子縁組について説明しました。 今回は養子縁組のその他の要件について説明します。 ①後見人が被後見人を養子とする場合は家裁の許可が必要です。これは被後見人の財産を後見人が食い物にすることを防ぐ狙いがあります。 ②未成年者を養子とする場合にも家...