【判例】タグに関する記事一覧
- 2012年04月02日 相続人と遺族の違い153
前回は法定離婚原因について説明しました。 今回もその続きです。 ④回復の見込みのない強度の精神病 これはそれまでの離婚原因と異なりどちらかに有責がある訳ではないけれども離婚を請求できる点が特徴だと言えます。この規定は戦後にGHQの関与の元により付け加え...
- 2012年04月01日 相続人と遺族の違い152
前回は悪意の遺棄について説明しました。 今回はその他法定離婚原因について説明します。 ③3年以上の生死不明 3年以上相手方配偶者が生死不明の状態になれば離婚が可能となります。これは単なる行方不明だけでなくその生死も不明な場合に適用があります。確かに相手...
- 2012年03月31日 相続人と遺族の違い150
前回は不貞行為について説明しました。 今回はその他法定離婚原因について説明します。 ②悪意の遺棄 難しい用語が並びますがまず「遺棄」とは婚姻の規定にある同居・協力義務を行わないことで「悪意」とはわざとがあたります。つまりわざと同居協力義務を怠っていると...
- 2012年03月30日 相続人と遺族の違い149
前回は法定離婚原因の一つである不貞行為について説明しました。 今回はその続きです。 さて、不貞行為は浮気等の第三者との肉体関係が該当することは前回説明しました。では夫が強姦を犯した場合その行為は通じ合ったのではないので不貞行為にはあたらないとの夫の主張...
- 2012年03月26日 相続人と遺族の違い145
前回は婚約について説明しました。 今回から「離婚」について説明します。 婚姻の解消原因はいくつかありますが、たいてい相手方配偶者の死亡か離婚による解消かのこの2つによることが圧倒的でしょう。相手方配偶者の死亡による婚姻の解消には相続が発生します。離婚に...
- 2012年03月25日 相続人と遺族の違い144
前回は婚約について説明しました。 今回はその続きです。 婚約の正当事由のない破棄は損害賠償請求の対象になることは前回も説明しました。 では、結納等も行わず親等にも付き合いを告げていない場合の婚約の効力はどうなるのでしょうか? 前回の例で最高裁は「X...
- 2012年03月24日 相続人と遺族の違い143
前回は婚姻の意思について説明しました。 今回は婚約について説明します。 婚約とは将来当事者が婚姻を行うことを約束する合意です。法律上明記されているわけではありませんが、慣習上結納等の儀式があります。また、正当事由のない限り婚約を破棄すると損害賠償責任が...
- 2012年03月23日 相続人と遺族の違い142
前回は婚姻の意思の時期について説明しました。 今回はその続きです。 さて、婚姻の意思を有していたが届出時には意識不明となりそのまま亡くなってしまった婚姻届の効力はどのようになるのでしょうか? 前回の例で最高裁は婚姻を前提としているお付き合いを重ねてい...
- 2012年03月20日 相続人と遺族の違い139
前回から婚姻の意思について説明しています。 今回はその続きです。 婚姻の意思がないのに婚姻届を提出したいわゆる「仮装婚」、よくドラマや漫画等で出てくるこの設定は法律上の効果としてはどのようになってくるのでしょうか? これに対する答えとしてある事件を紹...
- 2012年03月18日 相続人と遺族の違い137
前回は一定親族との婚姻の禁止について説明しました。 今回は他の婚姻障害事由について説明します。 ⑤異性間であること 日本の民法に明文化されているわけではないのですが、原則同性婚は禁止されていると解されています。但し性同一性障害においてある一定の条件を満...