エール立川司法書士事務所の萩原です。

野球日本代表は、昨日の強化試合最終戦も勝利で終えましたね。

しかし、大谷選手は東京ドームの天井に吸い込まれる打球を打ち上げるなど、バッティングも非凡であるところを見せつけてくれました。

メジャーリーグの関係者も試合を見ていたことと思いますから、印象に残ったことでしょう。

来年のWBC本番でさらに活躍すると、メジャーが近づいてきますよね。

さて、個人再生についてご検討中の方からよく頂くご質問として、

「個人再生の依頼後、なかなか書類が集まらないとどうなりますか？」

というものがあります。

お返事は、

「債権者から訴えられてしまうことがあります。」

です。

個人再生のお手続きをすると、
借金の金額が、
５分の１（最低１００万円）
か
持っている資産の額
のどちらか高い方まで減る、
という効果が得られます。

例えば、
借金の額が６００万円
で
資産価値１５０万円の車（原則残ローンなし）を持っている
という場合、

６００万円の５分の１である１２０万円
と
資産である車１５０万円
を比べると、車の方が高いので、

この場合は、１５０万円を
原則３年で分割弁済する
という結論になりますね。

毎月の支払額は、
１５０万円÷３６で
４万２０００円くらいです。

こう考えると、
もともとあった借金６００万円のうち１５０万円だけ払えば
残りの４５０万円は免除され、かつ車も残せる、
というとてもありがたい制度が個人再生ですね。

しかしながら、個人再生のご依頼を頂いても、申立に必要な書類がなかなか揃わないなどの場合は、ご依頼から申立まで時間がかかってしまうことがあります。

その間は、債権者への返済を停止しているわけですが、停止をしている間ももちろん債権者への返済義務がなくなるわけではないので、裁判所への申立がなかなか出来ないと、債権者から貸金請求訴訟を起こされてしまうことがあります。

貸金請求訴訟を起こされた後に個人再生の申立をしたことを債権者に通知して、債権者が訴えを取り下げてくれれば良いのですが、これも取り下げの義務は債権者にはないので、基本的にはお願いベースの話になります。

ですから、個人再生をすると決めたら、どんどん書類を集めて、素早く手続を進めていくことが肝要ですね。

個人再生について、
ご不明な点やご不安な点が
おありになる方も、
お気軽にご相談頂ければと思います。





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