エール立川司法書士事務所の萩原です。





本日の日本経済新聞に、小口金融(マイクロファイナンス)の記事が書いてありました。




小口金融の代表例はバングラデシュのグラミン銀行ですね。




グラミン銀行では、無担保融資でありながら融資に対する返済率が95%を超えるという実績をあげているそうです。




その実績をみて日本でも導入を検討する動きがあるそうですが、グラミン銀行の返済を支えているのは「グループ融資」という制度だそうです。




グループ融資とは、数人の借り手がグループになって相互に返済をしているかを監視しあうのが主な機能だそうですが、




借入を周囲に公開することに対して否定的な考え方をする方も多い日本でどれくらい普及するかは、なかなかわかりません。




日本では、岩手県などが日本版グラミン銀行に取り組んでいるので、今後も注目していきたいところです。







さて、民事再生をご検討中の方から良く頂くご質問として、




「民事再生をすれば、住宅ローンの金利もカットされますか?」




というものがあります。




お返事は、




「民事再生の手続上は、住宅ローンの金利はカットされません。」




です。





住宅ローンを支払中の家がある場合も、原則として家を残しつつ、カードローンを大幅に減額することができるという民事再生ですが、





家を残す場合は、「住宅ローンは今まで通り支払う。」というのが原則的要件です。





例外的に、民事再生の申立時点で住宅ローンの滞納がある場合に、支払期間の延長をしたりする話し合いを銀行とすることはできますが、金利カットに応じる銀行はそうそうないと思われます。





ということなので、住宅ローンの支払い条件の変更については、民事再生手続とは別に、金融機関と相談する必要があります。




事例としてよく見かけるのは、1年間は金利なしで定額の返済に固定する、というものですね。




しかしながら、これは結局のところ、金利の支払を先送りする、ということなので、後に取り返す必要が出てきます。




ですから、なんとか家を残そうとする場合は、



カードローンを整理すれば住宅ローンを支払っていけそうなのか、



今後3~5年の家族の出費に高額な学費などはないか、



など、よく検討してスタートすることが肝要ですね。




家はなんとか残して支払い可能な金額に返済を抑えたいという方も、どのようにしたら今後より良い生活を送っていけるか、を一緒に検討しましょう。







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