エール立川司法書士事務所の萩原です。




本日の日本経済新聞の記事によると、今年の10月1日から、国民年金の未納保険料を10年前までさかのぼって納付できるようになる、




年金確保支援法




が施行されることが閣議決定されたそうです。




追納ができるのは、平成24年10月1日から平成25年9月30日までの3年間だそうです。




これを機に、



無理のない範囲で自発的に未納年金の追納が行われ、将来、無年金や低年金になってしまう方が少しでも減れば良いと思うのですが、



これを機に、



「今までは2年分しか督促できなかったけど、今後3年間は10年分督促できるから、この期間に滞納者になるべく督促をかけよう」



と役所が考えてガンガン督促をするようなことになると、現在の生活で精一杯の現役世代がさらに将来の年金のことを考える余裕をなくす、という事態になりかねません。



そこのところ、役所はよく考えて運用をして欲しいものです。






さて、同じ日本経済新聞の記事に、



アコムが旧DCキャッシュワンのカードローン事業をじぶん銀行に売却することを発表した



というものがありました。





DCキャッシュワン分の債権残高は約500億円分。


売却額は約480億円。



だそうです。



まだまだ多いですね。




それはともかく、旧DCキャッシュワンから借入をされていた方は、債権者がアコムに代わり、今度はじぶん銀行に代わる、ということになります。




じぶん銀行が買い取った債権をどのように処理するかはまだ読めませんが、



1、じぶん銀行自身が返済を受け付ける。

2、旧DCキャッシュワンの優良な借主にじぶん銀行への借り換えを勧める。

3、債権回収会社に債権回収(要するに督促)を委託する。



のどれかでしょう。



1はあまり考えられないので、2と3の組み合わせになることが予想されます。



特に3となりますと、また聞いたことのない債権回収会社から督促のような手紙がDCキャッシュワンから借りていた方の元へ届き、



「債権回収会社?回収委託?債権譲渡?」



となんだか不安になる文言が並んだ手紙を読むことになります。



ご不安な気持ちになられましたら一度ご相談頂ければ、



どのような趣旨の手紙なのか、


その債権回収会社は怖い会社なのか、



をお伝えできると思います。



まずは相手を知ることから始めれば、不安な気持ちも少しずつ解消されると思います。



アコムからじぶん銀行への譲渡は平成24年5月です。







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