エール立川司法書士事務所の萩原です。


今日は朝から司法書士会の研修に行ってきました。


祝日の午前中の上り電車は脅威の乗車率でびっくりしました。


「空いてるだろ。」と油断をして行ったので心の準備が出来てませんでした。。



そして、今、佐川急便さんの宅急便を待っていますが予想外に来てくれません。



想定外



ちょっと前に流行ったようなフレーズですが、今日はそんな言葉がぴったりな一日です。




さて、最近、税制調査会の増税方針が少しずつ明らかになってきましたね。



法人税は5%引き下げて、また少し増税する。


所得税は増税


住民税も増税


たばこ税も増えるかも?


2015年くらいには消費税も?



と、ただでさえ不況の世の中に苦しんでいるはずの働く世代の個人が支払う税金が中心の増税ですね。


所得税増税は2013年度、つまり再来年の4月から導入の方向と報道されています。




増税されると国民の生活はどうなるか。


サラリーマンの方は所得税・住民税は給料天引きで払っていることがほとんどですから、まず手取り月収が減ります。


たばこを吸われる方はたばこが値上がりすればお小遣いが減りますね。


そして消費税が増税されると、物の購入価格が高くなりますので、何を買うにしても出費が多くなります。



そう考えると、近い将来、今よりも


収入が減って


支出が増える



というあまり考えたくないことが待っているわけです。



今、カードローンがあって、家計のやりくりがギリギリな方は増税のタイミングで支払ができなくなることが想定されます。


とすれば、増税までの約1年半の間をどう過ごすかを今から考え始めることも大事です。





債務整理せずに支払っていくと、毎月利息を支払う必要があります。


一方、今から債務整理を始めると、利息は支払わないで元金のみを支払うことになります。



例えば、債務整理をしていない今、


残債務30万円


毎月の返済1万円


1万円の内訳 5000円元金 5000円利息


という場合、



債務整理をせずに利息を毎月5000円ずつ1年半支払うと、


5000円×18=9万円になります。


元金がどれくらい減るか、というと、元金も毎月5000円ずつですから、


5000円×18=9万円


30-9=21万円


になります。


そして1年半後に増税がスタートし、そこで支払ができなくなり債務整理をするとします。


後から考えると、あの時債務整理をしていたら元金に充てられた9万円が債務整理をしないで支払い続けた結果、利息に充てられてしまう。


何かもったいないような気がします。


しまう、というと仰々しいですし、もったいない、というと下世話な気もしますが、近い将来に、


収入が減って


支出が増える


という頭の痛いことがほぼ確実に起こるのであれば、今から少しでも支出を減らして家計の建て直しを考えることも大事かなと思います。



例えば、あの時債務整理をしていると、


毎月の支払1万円が全て元金に充てられますので、


増税のタイミングでの残金は


30-18=12万円


ですね。




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