エール立川司法書士事務所の萩原です。




このところ外出が多く、移動距離はかなりものです。




行政書士のS先生にご紹介頂いたコロプラをセットするのを忘れてショックです。


コロプラとは、移動距離に応じてポイントがもらえるアプリなのですが、数ヶ月前にご紹介頂いたきり、あまり起動していませんでした。


お買いもののポイントと同じような感覚で貯めていくと良いことありそうなのですが、いつも帰ってきてからセットし忘れたことに気づきます。


ゆっくり新聞も読んでいませんので、話題の記事も2週間程前のものですね。




最近の厚生労働省の調査によると、


「最低賃金で働くよりも生活保護での収入の方が多くなっている」


都道府県が9つあるそうです。


記事ではこれを「逆転現象」と紹介しています。


時給換算にすると、生活保護を受給した方が最低賃金で働くよりも1円から31円高い手取りがもらえるそうです。


これだけ読むと、不公平感を感じる方も多いことと思います。



つまるところ、


「働くよりも働かない方が手取り金が多い」


ということですからね。



私が債務整理のご相談をお受けする際にも、

「仕事を失ってしまい、当面の生活費が工面できない」

というご相談者様にお会いすることがあります。

不況で雇用が縮小している現状ではやむを得ないことです。


当面の生活費がない場合は、私はやはり行政に頼ることをお勧めしています。

場合によっては、生活保護の申請をする際に同行をすることも考えています。




生活保護の位置づけは、


社会のセーフティーネット


であると考えてよいでしょう。


昨年の一連の改正後、


「生活費に困ったらサラ金で借入をして乗り切ろう」


ができなくなっています。


この改正は、


「自分の返済可能な金額を超えた借金をする方」


がいなくなるという、長い目で見れば非常に有意義な改正です。


しかし、今現在、借入をしていて、突然失職してしまった方のための救済策は完全に整備されているとは言えず、今現在、借入がある方にとっては非常に厳しい改正であると受け取られていることもあると思います。


そんな現状なので、生活保護の申請があったら基本的には支給して欲しいと希望するところでありますが、


「生活保護を支給した後の、生活保護受給者の生活」


はきちんと行政で確認をする


ということをきちんとしなければ、

最低賃金近くの賃金で働かれている方々に

「不公平だ!」

と言われることも多くなるでしょう。


生活保護は支給の要件を確認するとともに、支給後の生活状況の確認をすることが大事ではないでしょうか。


・就業可能な健康状態であるのか

・そうであるなら就職活動はしているのか

・生活保護費を無駄遣いしていないか

・毎月どのくらい生活費がかかるのか


きちんとチェックをすることで、不要不急の生活保護の受給をなくし、


「生活保護は本当に困っている人のための最後の命綱である」


という認識を世間の皆様にもう一度持ってもらえるようにすることが生活保護の不公平感の解消に繋がるのではないでしょうか。

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