エール立川司法書士事務所の萩原です。


漠然とこの先の返済が心配なのだけれど、どうすればよいかわからない、考えたくないという方も多くいらっしゃると思います。


不安なこと、嫌なことからは目を逸らしたくなるものですよね。


しかし、借金の問題は先送りにして事態が好転するということはあまりありません。


大体でいいので現状把握が大事です。



今日はその現状把握のための目安をご紹介。




①冷静になって、収入から生活費を引くといくら残るかを確認してください。

ア、毎月の生活に必要な金額を計算して下さい。

・家賃や住宅ローンはいくらですか?

・大体の光熱費はいくらですか?

・大体の食費はいくらですか?毎日使っているお金の30倍でもOKです。

・電話代はいくらですか?

・プロバイダ料金・保険料・駐車場代などはいくらですか?

・日用品やお子様にかかる学費などはいくらですか?


イ、残業代やボーナスを過大評価せずに毎月の手取り収入がいくらなのかを確認してください。

大切なのは、過大評価せずに、「毎月、これだけは手取りでもらえる金額」を基準に考えることです。
 
ウ、イからアを引いて、残る金額がいくらなのかを計算する。

この「残る金額」が、仮に「今、借金の返済が止まったら残るお金」です。


②落ち着いて、今、毎月いくらずつ各債権者に支払っているかを計算して下さい。
   
・車のローンはいくらか

・友人・親族への返済はいくらか、毎月の返済を厳しく求められているか

・上記以外の消費者金融やクレジットカード会社への返済はいくらか


③上で計算した①から②を引いてみて下さい。

マイナスになってしまった方は、現在、蓄えを切り崩しているか、もしくは「借りて返して」という状態ですよね。

「蓄えを切り崩している方」、やはりいつかは底をついてしまうのではないでしょうか。

「借りて返して」の方、「借りて」ができなくなると、返済できなくなってしまいます。

マイナスになってしまった方はやはり債務整理を考えた方がよろしいかと思います。

プラスになった方は、現在は収入の中から返済ができていらっしゃいますので、緊急に債務整理をする必要はないと思います。

プラスの方でも、
 
借金を早く減らしたいという方

派遣やアルバイトなど不安定な仕事で、いつ収入がなくなるか分からないと心配な方

無理をして仕事掛け持ちで収入を増やしている方

は一度ご相談だけでもいかがでしょうか。


④今の生活において、絶対に譲れないものをよく考えて下さい。

・残ローンがある車がある方は車は絶対に必要か

通勤は代替手段がないのか、家族の送り迎えに必ず必要か

よく検討して頂きたいです。

検討した結果、必ず必要な場合は、自己破産で借金の全額免除を受けたり、民事再生で一部免除を受けようとすると、車を手放さなければならないので、これらの手続は選択しにくくなります。

車を残そうとするのであれば、任意整理ですが、残したいものがあればある程、早めに手をうった方が選択肢は広がります。


・同居の家族や恋人には借金のことは絶対に内緒にしたいか

返済が遅れるとサラ金やクレジットカード会社から督促状が来ます。

最近の督促状はハガキになっていて、サラ金の名前が載っていないものなどもありますが、封を開けられると知れてしまいます。

督促状も放っておくと、裁判所から訴状や支払督促が来たりします。

訴状や支払督促は特殊な書留で届きますので、誰かが受け取ります。封筒には「○○裁判所」と書いてありますので、同居の方も気づいてしまうことでしょう。

返済が二度三度遅れてしまう前に債務整理のご依頼を頂ければ、返済と督促を止めることができるので、上記のような心配事がひとつ減りますね。

  
⑤上記③でマイナスになってしまっていた方、プラスでも「話だけ聞いてみよう」と思った方、上記④を見て「譲れないもののために早めに手をうちたい」と思った方、一度債務整理の無料相談へお越し下さい。

債務整理の無料相談の良いところは、相談に行っても「やっぱり今はやめとこう」と気軽に言って良いところです。

我々は(少なくとも私は)、他の職業の方に比べて、良い意味で「一度帰ってよく考えます。」というお客様に慣れています。

「一度帰って良く考えます」と仰る方にも「なんでもっと早く相談に来なかったんだろう」と仰る方にも、私は申し上げます。

『債務整理しよう、と思ったときがベストのタイミングですよ。きっと。』


とはいえ、しようと思うかどうかの情報収集と情報整理は大事です。

この記事が皆様の情報収集と情報整理に役立つことを祈っています。



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